2022年06月25日

江若鉄道跡をいく 4

まだまだ肌寒い日が残っていた五月から、6月になると一気に茹だるような暑さになりました。
この勢いでは12月になる頃には一体どれほど暑くなるのでしょうね(古典ネタ)


覚えておられる方はおられますか?廃線江若鉄道跡をトレースしているこの企画。
季節外れの夏休みを挟んで続きを走っていきたいと思います。
もう少しで終わりますので、お付き合いを。


北へと続く江若鉄道の廃線跡は、JR湖西線比良駅沿いのびわいちサイクリングロードをさらに続けて北上し近江舞子、そして現在のJR北小松駅へと繋がっていきます。

北小松-01.jpg

その後は現在の国道161号線沿いを高島方面へと北上。
道中の見どころとしては路線沿いには近江舞子水泳場、北小松駅より少し北にある岩除け地蔵、そして有名な白髭神社などがあり、路線跡から少し離れると大物百間堤や楊梅の滝など一見の価値あるスポットがあります。

百間堤-01.jpg

楊梅の滝-01.jpg

国道161沿いにひっそりと建つ岩除け地蔵は、鎧岩といわれる崖の下にあり、文字通りその崖からの落石から守ってもらえるようにと建てられたお地蔵さんらしいです。
現在そのあたりでは崖の上を通る新しい道路を作ってくれている最中です。工事中に事故などが無いように、今後も岩除け地蔵さんのお力を存分に発揮して欲しいと願っております。

岩除け地蔵-01.jpg

白髭神社はあえてご説明するまでもなく、近江の国で最もふるい神社で湖に浮かぶ鳥居が美しい神社でございます。
もちろんその神社の目と鼻の先には当時江若鉄道の白髭駅があり神社の参拝客たちを運んできてくれていました。
その隣には夏のシーズンだけに開場される白髭浜駅があり、夏場になると神社の参拝客と京阪神地区から琵琶湖に泳ぎに来た水泳客たちとで、今とは比べ物にならないほど、空から見ると人の頭で道路が真っ黒に見えるほど、人でごった返していたそうです。

白鬚神社-01.jpg


白髭神社を過ぎた江若鉄道はいよいよ大津市から高島市内部へと進んでいきます。
鉄道の旅もやっと終盤戦です。



おまけ
ブログのアップが遅れてしまったお詫びに、自称てっちゃんの彼方に、そうでない彼方にも鉄道クイズを一つ。

JR湖西線は特急列車が走る都合上、線路は高架上の線路を走っています。
高架線を走っているので、もちろん電車が走っている姿は下から見上げなければならないのですが、道中たった一か所だけ湖西線を走っている電車を見上げることなく観られるポイントがあります。

さて、そこは何処でしょう?

答えは次のシミズ本店がアップしてくれるブログ内にて発表します。

posted by optical-shimizu_blog at 18:37| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2022年05月30日

認知症と難聴

こんにちは。
シミズマイングラス堅田です。
先月4月誕生石のダイヤモンドのお話をしたと思っていたら、
ゴールデンウイーク(今年の連休は、規制もなく、久々に思い通りの休日を過ごされた方も多かったのではないかと思います)も過ぎ去り後数日で6月になろうとしています。

6月6日は補聴器の日と言われています
 今回、少し違った観点から補聴器をみてみたいと思います
  今まであまり気にしなかった方もおられるとと思いますが
  認知症と難聴の関わりです。
1. 難聴は認知症の危険因子
 厚生労働省は認知症施策推進総合戦略を策定しました
 難聴は、加齢、高血圧、糖尿病などとともに認知症の危険因子とされています。
2.難聴が引き起こす認知機能低下
 難聴はただ「聞こえにくい」だけではありません。人によっては会話を億劫に感じ、
徐々に外出が減り、ひきこもりがちになります。すると脳への刺激が減り、認知機能が低下します。
3.軽度の難聴でも認知症発生リスクは約2倍
難聴による認知症発症への影響を約10 年間追跡した調査結果によると軽度難聴の人は、聴力が正常な人に比べて認知症発症リスクが約2 倍、高度難聴になると約5 倍であることがわかりました。

  認知症予防最大のカギは『きこえ』にある!
 
まとめとして聴覚機能低下を改善することは、認知症発症の危険因子を無くす方向へと進める。
 補聴器使用による言語的コミュニケーション改善は注目すべき点です。 
 認知症またはその予備軍は高齢者の約4人に1人と深刻です。
 脳への刺激が減少すると精神活動が抑えれてしまいます。他人事と思わずに取り組みましょう。

     もし気になる方は一度お近くのシミズにご相談ください



posted by optical-shimizu_blog at 18:28| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2022年04月21日

こんにちは、シミズ堅田店です。

こんにちは、早いものでいつの間にか4月も後半に入り
ゴールデンウィーク手前まで来てしまいました。
昨年に比べると、コロナ禍の前の生活に戻りつつあるように思われます。
但し、それはコロナ禍の生活に慣れてしまっているからかも知れません。
実際は、昨年とそうは変わっていない点も数多くあると思います。(個人的感想です)

本題に入りますが、今月の誕生石は女性の方なら皆さんお好きであろう
  永遠の輝き「ダイヤモンドです。
お好きな方なら、ご存知かと思いますが「ダイヤモンド」について少しお付き合いください

ダイヤモンドの価値は、4Cで決まります。
4Cとはダイヤモンドの品質等を評価する基準4つの要素のことで、
カラット・カラー・カット・クラリティの各要素の頭文字に「C」がつくことから
「4Cと呼ばれています。

カラット
「大きさ」ではなく「重さ」を表す単位です。
カラットの差は見た目にも分かりやすいため、4Cの中ではいちばん世間に浸透している単位。
「__ct」と表示され、1ct=0.200gで、1gは5ctとなります。

クラリティ
「透明度」を表す基準です。
包有物が多いと透明度が下がり、その分輝きを損なってしまうので、透明度が高いほど評価も高くなります。

カラー
ダイヤモンドは無色透明ではなく、実際にはかすかに色がついているものがほとんどで、無色透明なものほど高く評価されます。黄色になればなる程、希少性がさがります。

カット
カットのプロポーションや角度が良くなければ、輝きを存分に発揮することはできません。
他の3つ要素がダイヤモンドが生まれつき持つものであることに対して、カットは人の手で加えられる要素となります。職人の技によって、そのダイヤモンドが持つ良さを引き出し、輝けるかどうかが決まります。

鑑定書
鑑定書は、ダイヤモンドにだけ発行されているダイヤモンドのグレーディングレポートのことです。
鑑定書には4C(重さ・色・透明度・仕上げ)の4項目について、複数の鑑定士の鑑定を受けた結果が表記されています。 ダイヤモンドの良し悪しを判断する指標にされている4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)について 基準に沿って評価し、グレードや形状などの特徴を明確化したものということです。

興味のおありの方は是非ご来店くださいませ。
スタッフ一同お待ちしております。










posted by optical-shimizu_blog at 17:15| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2022年04月09日

江若鉄道跡をいく 3

堅田駅を離れた江若鉄道は、現在の湖西線と同じような軌道を通りながら、旧志賀町地区の小野近辺に至ります。

小野.jpg

この辺りにはお菓子作りの神様といわれる小野神社と、柳の下のカエルで有名な小野道風を祭ったその名も小野道風神社、小野筧(かけむら)を祭った筧神社が建っています。

少し話が脱線しますが、小野筧は平安時代の人で昼間は朝廷で官吏を、夜になると地獄の閻魔大王もとで閻魔裁きの補佐をしていたという伝説があるという強者歌人です。
一体いつ寝ていたのでしょうか・・・。


さて毎年5月のお祭りになると小野道風神社の御神体はお神輿に乗せられて、近くの小野筧神社へと運ばれてそこで神様同士が共に一夜を過ごします。

いわゆる七夕みたく一年に一度の逢瀬なのですが、小野道風も小野篁も男性ですので、織姫と彦星のようなロマンスでは無さそうです。

二人ともキャラの強そうな人ですので話題は尽きないでしょうが。





小野をでた江若鉄道は、湖西線に沿うようにして北上します。
しばらく琵琶湖を右手に眺めながら進みますと、JR比良駅を過ぎたあたりからは江若鉄道路線跡は、電車ではなく自転車での琵琶湖一周をする「びわいちサイクリングロード」となって生まれ変わっているのがわかります。

IMG_0317 (2).jpg

(オレンジの道が自転車専用、びわいちサイクリングロード)




その道中、道沿いにあるお店

駅長のコピー.jpg

駅長2.jpg

ここには江若鉄道の駅でもあったのでしょうかね。
posted by optical-shimizu_blog at 16:30| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2022年03月07日

江若鉄道跡をいく3

恥ずかしながら未読ですが、先日本年の直木賞を受賞された今村翔吾氏の小説「塞翁の盾」は、穴太衆を題材にした小説だそうです。
穴太衆とは何かと簡単にご説明しておきますと、安土桃山時代に活躍した石工の集団で、その名の通り滋賀県坂本の穴太地区出身の人たちのことを指します。
穴太積みといわれる、彼らが積み上げた石の土台、いわゆる石垣は「石の声を聞け」という口伝に象徴されるように、加工しない自然石を巧みに組み合わせて作られたもので、とても堅牢な土台を作り上げたと言われています。
有名なところでは熊本城の石垣、アメリカのロレックスカスタムセンタービルの土台などに穴太衆の技術が生かされているらしいです。


坂本の街を抜けた江若鉄道ですが、そのご現在のJR湖西線「叡山坂本駅」の隣接地に「日吉駅」として到着します。
その日吉駅跡地には現在、穴太積みの石垣を再現した「坂本石積みの郷公園」がございます。

標識.jpg

看板.jpg

お寺2.jpg




穴太積みの石垣を眺めていると、確かに大きさも形も違う大小の石をうまく組み合わせて積み上げられていて、それでいて強さの中にも美しささえ兼ね備えたような威厳さえ感じます。
駅前の小さな、地味といえば地味な公園ですが、もし近所に寄ることがありましたら貴方も「石の声」を聞いてみてください。


江若鉄道はその後雄琴の温泉街を抜けて、湖西地区最大の都市堅田へと向かいます。
堅田地区での見どころといえば、やはり駅前のショッピングセンター「アルプラザ平和堂」内にありますこのお店でしょうね。

店構え2.jpg

失礼いたしましたw
posted by optical-shimizu_blog at 15:16| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー