
メガネの洗浄に大変効果的な「超音波洗浄機」。
当店でもお店に設置していますが一般の方でも購入できるため、
ご自宅でご使用されている方も多いかもしれません。
しかしこの超音波洗浄機を誤って使用するとメガネを壊してしまうこともあります。
そこで今回は、超音波洗浄の際に気をつけたいポイントについてお話しします。
洗浄前にメガネの状態や材質をしっかりチェック
超音波洗浄機は、水中で細かな振動を与えることで、
目に見えない隙間の汚れまでスッキリ落とすことができます。
そのため、メガネのフレームやレンズなどに傷があった場合、
その傷から振動を通して水が入り込み、洗浄前よりも
塗装が剥げてしまったり、レンズの傷が広がってしまうことがあります。
超音波洗浄機を使う前にはそんなメガネの状態をよく確認して、
傷が目立つ場合は、超音波洗浄の時間を短くしたり、
事前にお店のスタッフに相談することをおすすめします。
また劣化が激しいフレーム、古いプラスチックフレーム、ジュエリー付きのフレーム、べっ甲や革などの動物素材や木などの自然素材は使用不可です。
洗浄後にはネジの緩みも要チェック
傷以外にも気をつけたいのが、ネジの緩みです。
メガネは細かな部品をネジ留めしている場合があります。
日常的な掛け外しでも緩むことがありますが、
超音波洗浄機の細かな振動によって
より緩みやすくなることが多々あります。
洗浄後には、ネジの緩みもしっかりチェックしておきましょう。
洗いすぎに注意!事前に説明書を確認しましょう。
超音波洗浄機は、メーカーによって取扱説明書などに
「プラスチック製レンズの長時間の洗浄は避けてください」
といった表記がある場合があります。
現在、市販されているメガネの多くがプラスチック製のレンズです。
使う前に注意書きをよく見て、適正な洗浄時間を守りましょう。
超音波洗浄に適していないメガネを洗う方法
傷のあるメガネや、材質的に超音波洗浄に適していないメガネなどを
キレイにしたい場合は、まず水道水などでやさしく洗い流します。
水よりもお湯のほうが、汚れが落ちるイメージがありますが、
レンズなどのコーティングまで落としてしまう場合もあるため
ここは水を使ってください。そして、メガネ用の洗剤、
もしくは家庭用の中性洗剤などでレンズをキレイに洗浄します。
洗い終わったら、水でよくすすぎ、柔らかい布、メガネ拭き、ティッシュペーパーなどで水気をよく拭き取りましょう。
超音波洗浄機は、使い方のポイントさえ気をつければメガネの洗浄に大変効果的です。