2020年02月16日

メガネの超音波洗浄で気をつけたいポイント

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メガネの洗浄に大変効果的な「超音波洗浄機」
当店でもお店に設置していますが一般の方でも購入できるため、
ご自宅でご使用されている方も多いかもしれません。
しかしこの超音波洗浄機を誤って使用するとメガネを壊してしまうこともあります。
そこで今回は、超音波洗浄の際に気をつけたいポイントについてお話しします。


洗浄前にメガネの状態や材質をしっかりチェック
超音波洗浄機は、水中で細かな振動を与えることで、
目に見えない隙間の汚れまでスッキリ落とすことができます。
そのため、メガネのフレームやレンズなどに傷があった場合、
その傷から振動を通して水が入り込み、洗浄前よりも
塗装が剥げてしまったり、レンズの傷が広がってしまうことがあります。
超音波洗浄機を使う前にはそんなメガネの状態をよく確認して、
傷が目立つ場合は、超音波洗浄の時間を短くしたり、
事前にお店のスタッフに相談することをおすすめします。
また劣化が激しいフレーム、古いプラスチックフレーム、ジュエリー付きのフレーム、べっ甲や革などの動物素材や木などの自然素材は使用不可です。


洗浄後にはネジの緩みも要チェック
傷以外にも気をつけたいのが、ネジの緩みです。
メガネは細かな部品をネジ留めしている場合があります。
日常的な掛け外しでも緩むことがありますが、
超音波洗浄機の細かな振動によって
より緩みやすくなることが多々あります。
洗浄後には、ネジの緩みもしっかりチェックしておきましょう。

洗いすぎに注意!事前に説明書を確認しましょう。
超音波洗浄機は、メーカーによって取扱説明書などに
「プラスチック製レンズの長時間の洗浄は避けてください」
といった表記がある場合があります。
現在、市販されているメガネの多くがプラスチック製のレンズです。
使う前に注意書きをよく見て、適正な洗浄時間を守りましょう。


超音波洗浄に適していないメガネを洗う方法
傷のあるメガネや、材質的に超音波洗浄に適していないメガネなどを
キレイにしたい場合は、まず水道水などでやさしく洗い流します。
水よりもお湯のほうが、汚れが落ちるイメージがありますが、
レンズなどのコーティングまで落としてしまう場合もあるため
ここは水を使ってください。そして、メガネ用の洗剤、
もしくは家庭用の中性洗剤などでレンズをキレイに洗浄します。
洗い終わったら、水でよくすすぎ、柔らかい布、メガネ拭き、ティッシュペーパーなどで水気をよく拭き取りましょう。

超音波洗浄機は、使い方のポイントさえ気をつければメガネの洗浄に大変効果的です。
posted by optical-shimizu_blog at 19:00| Comment(0) | 今津本店

2020年01月09日

まるで眼鏡を掛けていることを忘れるような軽い掛け心地 Line Art (ラインアート)

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こんにちは。
今回はメガネ業界の大ヒット商品 Line Art (ラインアート)のご紹介です。
発売から10年がたち、製品ラインナップはメンズ、レディース合わせて100種類を超えるほどになりました。

大ヒット商品のため、テレビでご活躍されているたくさんの有名人の方が着用されています。
そのためご存知の方も多いかも知れませんが本当にいい商品なのでご紹介させていただきます。

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ラインアートシャルマンのさまざまな掛け心地の特徴は、掛けた人に掛かるメガネフレームの重量をバランスよく分散し、体感重量を軽減します。
それにより、驚くほどの軽さと安定性のあるホールド感という、
これまで両立が困難だった掛け心地を同時に満たしているのです。

ずれにくく軽やかな掛けごこち
エクセレンスチタンのしなやかなバネ性で、ずれにくいけれどもこめかみを締めつけることがない、軽やかでやさしい掛け心地を実現。まるで掛けていないかのような感覚。掛けた瞬間に違いが分かります。

日本人に最適なサイズ設計
シャルマンは10年以上に亘り日本人の頭部形状を研究。そのデータを基に設計したサイズとテンプルの独特な曲線が、頭部の曲面に包み込むようにやさしくフィットします。

心地よい側圧設計
一般的にはフレームのデザインや素材によって側頭部に掛かる力が異なりますが、長年の研究により、どのフレームでも心地よい最適な側圧になる設計を行っています。

安定した掛け心地
頭の形状にそっと沿うような形で幅広に設計されたモダンは、耳の後ろにかかる力を分散し、やさしくそれでいて安定感のある掛け心地をもたらします。

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この商品は実際に着用してみるのが一番良さを実感していただけます。
シミズでは全店でラインアートを展示していますので是非お試し下さいませ。
posted by optical-shimizu_blog at 17:13| Comment(0) | 今津本店

2019年12月05日

眼鏡の正しいお手入れ方法

こんにちは。今回は眼鏡のお手入れ方法についてお話させていただきます。

眼鏡のデザインを選び、度数を合わせて作ったお気に入りの眼鏡も、お手入れをしないで使っていると、どんどん汚れてしまいます。
眼鏡は顔に直接かけて使うものです。毎日使っていると、皮脂や化粧品、花粉、ホコリなどが付いてしまうので、1日の終わりにお手入れするのがおすすめです。きちんとお手入れすることで、お気に入りの眼鏡を長く使うことができますよ。

乾いたティッシュペーパーや布などで直接レンズを拭いてしまうと、レンズに傷がつく可能性があるので、まずは眼鏡を水洗いします。お湯で洗ってしまうとレンズ表面のコーティングが剥がれてしまうことがあるので気を付けましょう。
皮脂や化粧品などの油汚れが付いている場合は、眼鏡専用のクリーナーを使うか代用するならば、キッチンで使う中性洗剤などを水で薄めてレンズを軽くこすります。フレームも軽くこすって汚れを取りましょう。
酸性洗剤や石鹸などのアルカリ性洗剤でレンズを洗ってしまうと傷がついたり、コーティングが剥がれたりするので、必ず中性洗剤か専用クリーナーを使ってください。レンズはとてもデリケートなので注意が必要です。汚れを取った後は、ティッシュペーパーなどの繊維の荒くないものでで軽く水気をとって、お手入れは終了です。

正しいお手入れの方法が分からないと、「お手入れ中にレンズに傷をつけてしまう」ということもあるかもしれないので、お手入れ方法をマスターしてお気に入りの眼鏡を長く使いたいですね。


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posted by optical-shimizu_blog at 14:48| Comment(0) | 今津本店

2019年10月30日

老眼は何歳から?

近くを見る仕組み

私たちは近くを見るときに目の中にあるレンズの役割を果たす水晶体を、支えている毛様体筋で調節しております。
それは腕を伸ばす、縮めるといった運動機能と同じ事が目の中で起こっています。

何故老眼になるの?

一般的には40歳くらいから起こるようになり、45歳くらいにはメガネが必要となる場合が多いです。
それは、私たちの体は加齢によって筋肉が衰えます。

同じく、レンズの役割を果たす水晶体も固くなっていきます。毛様体筋の衰えによっての調節不足や、水晶体の硬化によるピント合わせが難しい状態が老眼となります。

既製の老眼鏡で十分?

人間だれしも体の部位で右と左では筋力や長さ・大きさが皆違います。同じように、目も左右でピントの合わせる距離や老眼度数が違います。
既製の老眼鏡は
左右同じ度の強さで、レンズの中心点の決め方が平均値となっています。

あくまでも応急措置として、一時的に使用する範囲にとどめていただきたいと思っています。
と言うのも、私たちメガネ店で作る老眼鏡で、左右同じ度の強さになることはあまりありません。
違う言い方をすれば、右目と左目では40センチを見るときに必要なメガネの度が違う人が多いという事です。

レンズの中心点はみなばらばら

度だけではなく、乱視を入れることでよりスッキリと良い状態で見ることができる方もたくさんいます。
度だけではございません。
レンズ中心点ですが、この平均点の位置というのが厄介です。
平均より大きい人と小さい人の組み合わせの平均ですので、結果ぴったりの人は少ないのが現状です。
確かに出来合いの老眼鏡は応急的に使う分には便利です。

しかし、本や新聞を読んだり、パソコン・スマホを使用するためのメガネなら、左右の目がきちんと対象物にピントが合うようにできた、メガネ店で作る老眼鏡でないときついですし目が疲れます。
キチンと度のあったメガネは既製の老眼鏡と比べ快適です。
さらに当店では単なる老眼鏡だけではなく、テレビが見える老眼鏡など幅広い生活に対応した老眼鏡のご提案もさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
posted by optical-shimizu_blog at 16:45| Comment(0) | 今津本店

2019年09月19日

身に覚えがないのにレンズの表面に細かい傷のようなものが入ってしまったことはありませんか?

こんにちは。メガネを使用していて誤って、レンズに傷が入ってしまったことがある方は多いと思います。
しかし全く身に覚えがないのにレンズの表面に細かい傷のようなものが入ってしまったことはありませんか?
これはもしかしたらプラスチックレンズの「クラック」というひび割れかもしれません。

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クラックとは
プラスチックレンズの熱のかかり過ぎが原因で起こります。
ガラスのレンズに比べてプラスチックレンズは、軽くて割れにくく、安全性が高いため、ほとんど(約90%以上)の方がプラスチックレンズを使用しています。
ただし、プラスチックレンズは熱に弱く、耐えられる温度は大体60℃まで。
それを超えるとレンズが膨張して(ふくらんで)しまいます。
しかし、レンズの表面に施されている反射防止コートや撥水コートは膨張しない素材です。そこでプラスチックレンズの膨張にコーティングが引っ張られてひび(クラック)が入ってしまいます。
そうなったら元に戻すことができませんのでレンズ交換が必要となります。

レンズを長持ちさせるためには
温泉やサウナではメガネを外すもしくは、どうしてもメガネが必要な場合、「お風呂用メガネ」も手頃な価格で取り扱っていますし、ご自分で以前使っていた古いメガネで代用するのも一つの方法です。
またお風呂やサウナに限らず、炎天下の車の中やドライヤーなどの熱にも注意しましょう!
日頃から取り扱いに注意してメガネレンズを長持ちさせましょう。
posted by optical-shimizu_blog at 15:47| Comment(0) | 今津本店