2021年01月28日

鯖江 めがねのまち誕生秘話

福井県鯖江市が“めがねの産地”で有名だということが、かなり浸透してきましたね。

鯖江市での国産フレームの生産はなんとシェア約96%!
Made in Japanのメガネといえば“さばえ”と言っても過言ではありません。

ではなぜ、鯖江市がここまで『めがねのまち』となったのか。
誕生秘話をご紹介します。

鯖江のめがねづくりの始まりは、明治時代にさかのぼります。
今では「眼鏡産業の父」、はたまた「国産めがねの祖」とも呼ばれる増永五左衛門 (ますながござえもん) (1871〜1938)が農家の冬の間の副業としたことが始まりです。

農村集落で暮らす増永五左衛門は、積雪により農業以外の産業がない地元の暮らしを向上させたいという思いから、冬の農閑期にも収入を得ることができる副業として、めがねづくりに着目。

また、当時は人々にとって戦争の情報を得るものは新聞でした。
印刷技術の発達に伴い、活字を読む文化も広まりつつあった時代に、小さな文字を見るための道具であるめがねの需要はさらに高まるにちがいない!とよんだ五左衛門。

東京や大阪などの都心で作られていためがね製造の現場から職人を招き、技術の習得や品質に対する努力を重ねました。そして戦火から逃れた鯖江がめがね製造の地として次第に根付いたのです。

その後、機械の導入により生産効率も向上し、新たな技術開発として1981年、世界で初めてチタンを用いたメガネフレームの製造に成功しました。軽くて丈夫なチタン製めがねの誕生です。
これにより国際的なめがねの産地としての地位を築き、世界に誇れるめがね産地となりました。

鯖江市の眼鏡産業に関わる方は人口の6人に1人なんて統計もある程、地元に根付いためがね製造。

鯖江市内には、めがねにちなんだお土産や、めがねのモチーフもあちらこちらで見られるので、訪問した際は是非探してみて下さいね。
posted by optical-shimizu_blog at 12:00| Comment(0) | 今津本店
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