2025年01月30日

補聴器用空気電池

最近は充電式補聴器が増えましたが
まだまだ使用している方が多い電池式補聴器
今回はそんな電池式補聴器の電池に関する話。

寒くなると使用者様からたまに言われる
『最近、電池がなくなるのが早くなった。傷んでしまったのか?』というご意見
安心して下さい。故障ではありません。
Attention of batteries in winter_A6-1.png
冬場は低温・乾燥・暖房による二酸化炭素の濃度増などの影響により
電池の電圧が低下、夏場に比べ
電池寿命が35%以上短くなることがあります。
電池性能が低下したり、不安定になります。

では、電池を長持ちさせるためにどのように対応させればよいかというと
Attention of batteries in winter_A6-2.png
保管場所に注意
換気の良い常温(冬場は暖かい部屋)で保管し、乾燥器や乾燥ケースには入れないようにしましょう。
*冷蔵庫には入れないでください
手で温めてから使う
夜寝ている間に部屋の温度も下がります。低温下では電池の電圧が低下するので、朝、補聴器に電池をいてる前に手で暖める習慣をつけましょう。
*直接火にかけたり、レンジやオーブンで暖めないでください
1〜2分待ってから補聴器に入れる
保護シールを剥がした直後は電圧が上がりきっていないので、すぐに補聴器に入れないようにしましょう。
*冬場は電源を入れてから音が聞こえてくるまで時間がかかる場合があります

快適な補聴器ライフを送るために、電池の取り扱いもしっかり覚えておいてくださいね。
posted by optical-shimizu_blog at 12:00| Comment(0) | アドガワ店