2023年12月30日

冬の必需品ダウンコート

こんにちは、堅田店です。
慌ただしい、年末年始がやってきました。
きゅうに寒くなったと思ったら、北陸地方とか例年にない1日の積雪量だとか
本当に大変ですね。

タイトル通り冬のダウンコート・ダウンジャケットについて少しお付き合いください
皆さんも必需品として愛用されているダウンコート・ジャケットですが、
いつ頃からとかご存知ですか? "もちろん常識″といわれ方もたくさんおられると
思いますが、そこはご容赦ください。

ダウンジャケットが誕生したのは今から約80年前。1936年にドイツ系アメリカ人のエディー・バウアー氏が発明しました。日本でも店舗展開をしているアメリカブランド「Eddie Bauer (エディー・バウアー) 」の
創業者です。
そんな彼が真冬の釣りに出かけた際、あまりの寒さに危うく凍死寸前の低体温症になってしまったことがダウンジャケット誕生のきっかけでした。

真冬でも釣りがしたい彼は、水鳥の羽毛に着目し、服を作ることを考えます。ダウンを菱形の状態でキルティングすることで生まれたのが、世界初のダウンジャケットでした。

では、そもそも何故ダウンジャケットは暖かいのでしょうか?
その理由は「デッドエア」と呼ばれる対流しない空気にあります。魔法瓶も二重窓も重ね着も、ほぼ同じ原理で、動かない空気の壁を身体の周りに常に形成することが暖かさの要因です。

ダウンとは、水鳥の胸毛を指す言葉。見た目はタンポポの綿毛のようで陸鳥にはない水鳥特有の羽毛です。柔らかく、衣服の中で空気の層を作るのに適しています。

一般にダウンジャケット表示には、ダウン〇〇%、フェザー〇〇%、と表記が義務付けられていますが、これはダウンポールとそれ以外のフェザーの割合を表しています。

ファッションになったのは1980年代から
誕生から長らく山岳用品の印象が強かったダウンジャケットがファッションとして注目を集めるようになるのは1980年代頃から。90年代には高級ブランドとしての信頼を確立していきます。
2000年代を迎え、完全に市民権を得たダウンジャケットは、アウトドアブランドだけではなく、様々なアパレルブランドからもリリースされるようになり、デザインの多様化が一気に進み、その結果、幅広いニーズやスタイルに対応できるアイテムが増え、ダウンジャケットは様々な年齢層に着用されるようになりました
ダウンジャケットの多様化のひとつといえるのが、ライフスタイルにマッチしたダウンジャケットを探す楽しみ。 元々は寒さから命を守るために生まれたダウンジャケット。

いまやアウトドアギアとしての機能性だけではなく、冬の装いを彩るファッションアイテムとしての魅力も兼ね備えた、冬のマストアイテムとなっている。

仕事も生き方も多様化した現在、我々には様々な選択肢がある。ダウンジャケットもまたしかり。

ハイスペックな洗練されたデザインの最新モデルに袖を通すも良。歴史に思いを馳せながら、味わい深いヴィンテージの逸品を探すも良し,それぞれ自分自身で楽しみましょう

これからが冬本番です。 皆様もご自愛くださいませ
そしてよいお年をお迎えください。 堅田店でした。

posted by optical-shimizu_blog at 20:13| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2023年12月24日

1月1日

この駄文を書いているのは2023年の師走です。

普段よく毒にも薬にもならないことを考えてしまうのですが、ある時ふと「何故1月1日は冬のこの日が1月1日に決まったのか?」と考えてしまいました。

夏至や冬至、春分の日や秋分の日は、地球の緯度と太陽との関係性ではっきりと、たとえば「何月何日のこの日が夏至だ!」と定義できるのでわかるのですが、では一体なぜ冬のなんでもない日を1月1日とする!と規定されたのか、改めて考えると不思議に思いませんか?
例えば誰それさんの誕生日だったとか、何々が行われた日だとか、特に基準は無さそうですし。

そこで自分なりに軽く調べてみました。

もともとカレンダーというものは、それが存在するより先から暮らしとは切っても切れない切実なものでした。特に何千年も昔の世界では。

農作物を植えるときに、季節を間違えて植えてしまっていたら育つものも育ちませんよね。植え時を一つ間違えれば、土地の人全員の死活問題にもなってきます。

昔々、カレンダーのなかった時代では、土地の長老格の人物が農作物の植え時を判断して指示していたようです。恐らく星や太陽の位置をみて、経験則で植え時を判断していたかと思われますが・・・とても責任ある判断を任せられますよね。

そこで、経験のある長老でなくても農作物などの植え時や収穫期が簡単にわかるようにカレンダーというものが発明されました。

初期のカレンダーは、農作物の植え時を判断するためのものでありましたので、植え時から収穫までの期間のみ刻まれたカレンダーだったようです。
現在1年は1月から12か月までの12か月ですが、初期のカレンダーは農作業のない1月2月の冬の時期を除いた3月から始まり12月で終わる10か月だけのカレンダーだったそうですよ。

最初はそれでも良かったのかもしれませんが、どう考えてもいろいろと不都合が出てきますよね。
そこで昔の偉い人が、3月から始まっていたカレンダーに、1月と2月を足して年間通して使える現在のような12か月間のカレンダーを作ったそうです。

もちろん細かく見ていくと、こんな単純な話ではありませんけど、私の単純な疑問「何故1月1日は冬のこの日が1月1日に決まったのか?」の答えとしては十分納得できるものでした。
スッキリ。これで気持ちよく新しい年、1月1日を迎えることが出来そうです。




ということで、本年も皆様大変お世話になりました。
今後も私たちを温かく見守って、さらなるお引き立ての程をよろしくお願いいたします。

ではこれにて、よいお年を。
posted by optical-shimizu_blog at 14:06| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー

2023年12月07日

メガネの寿命

お客様からよく『メガネは何年くらい持ちますか?』と聞かれます。

使い方や素材にもよりますが一般的には2〜3年ぐらいと言われています。
また、障害者総合支援法における眼鏡の耐用年数4年 と定められています。
そして、一般的な買い替えのサイクルは3年〜5年と言われています。

まず、一般的に2〜3年ぐらいと言われているメガネの持ちとは
レンズのコーティング性能の劣化によるものが多く、コーティングが100%性能が使える状態は約1年ともいわれています。今はプラスチックレンズに撥水コート(防汚コート)が標準でついているものがほとんどですが、3年くらい使っていると、水洗いでサッと落ちていた汚れがクリーナー等を使わないと落ちなくなっていきます。

また、プラスチックのフレームでは2年も使うと一部分が白く変色した状態になっていることも多く変形していることも少なくありません。金属のフレームならばもう少し持ちますがプラスチックのパーツ部分は同様に変色したり欠けたりすることがあります。また、クリーニングをしていないと汚れが蓄積した部分が錆びたりもします。
つまり、メガネを作ってから性能の劣化が少ない状態で使えるのが2〜3年となります。

次に、障害者総合支援法における4年というのは、通常どおり使用していれば使い続けられる年数が4年と定められている為です。

そして、上記の性能的原因や、見にくくなってきた 免許の更新があるなどの理由により、一般的な買い替えのサイクルは3年〜5年となっています。

もちろん、日々のメンテナンスや、使用状況、保管状態によっても寿命は変わってきますので
定期的なメンテナンスや、どれだけ見えているかの確認などシミズにいつでもご相談下さい。
posted by optical-shimizu_blog at 12:00| Comment(0) | アドガワ店