2022年03月07日

江若鉄道跡をいく3

恥ずかしながら未読ですが、先日本年の直木賞を受賞された今村翔吾氏の小説「塞翁の盾」は、穴太衆を題材にした小説だそうです。
穴太衆とは何かと簡単にご説明しておきますと、安土桃山時代に活躍した石工の集団で、その名の通り滋賀県坂本の穴太地区出身の人たちのことを指します。
穴太積みといわれる、彼らが積み上げた石の土台、いわゆる石垣は「石の声を聞け」という口伝に象徴されるように、加工しない自然石を巧みに組み合わせて作られたもので、とても堅牢な土台を作り上げたと言われています。
有名なところでは熊本城の石垣、アメリカのロレックスカスタムセンタービルの土台などに穴太衆の技術が生かされているらしいです。


坂本の街を抜けた江若鉄道ですが、そのご現在のJR湖西線「叡山坂本駅」の隣接地に「日吉駅」として到着します。
その日吉駅跡地には現在、穴太積みの石垣を再現した「坂本石積みの郷公園」がございます。

標識.jpg

看板.jpg

お寺2.jpg




穴太積みの石垣を眺めていると、確かに大きさも形も違う大小の石をうまく組み合わせて積み上げられていて、それでいて強さの中にも美しささえ兼ね備えたような威厳さえ感じます。
駅前の小さな、地味といえば地味な公園ですが、もし近所に寄ることがありましたら貴方も「石の声」を聞いてみてください。


江若鉄道はその後雄琴の温泉街を抜けて、湖西地区最大の都市堅田へと向かいます。
堅田地区での見どころといえば、やはり駅前のショッピングセンター「アルプラザ平和堂」内にありますこのお店でしょうね。

店構え2.jpg

失礼いたしましたw
posted by optical-shimizu_blog at 15:16| Comment(0) | 堅田 マイングラス・タイム&ジュエリー